歯を失ってしまうと、見た目が気になるだけでなく、「うまく食事ができない」「うまく話せない」「歯並びが悪くなる」など、さまざまな問題が起こります。
失ってしまった歯の代わりとして、今までは、ブリッジ、取り外し式の入れ歯などが利用されてきました。
しかし、健康な隣の歯を削らなければならない、固い食べ物は食べられない、などの問題がありました。
インプラントは、失ってしまった歯の替わりに、人工の歯根をアゴの骨に埋め込み、人工の歯を取り付ける治療です。
今までのブリッジや入れ歯の治療と違い健康な歯を守り、自分の歯と同じように硬いものをしっかりと噛めるようになります。
天然歯のよう、違和感がなく噛むことができます。
噛む力は…ほぼ天然歯同様、固い物を噛めます。
隣の歯を削る必要もなく、見た目が天然歯と変わりません。
顎の骨に埋める手術が必要です。
十分な口内衛生の管理と定期的な健診が必要です。
保険適用外
上部構造(人工歯冠)
いわゆる「歯」の部分です。
セラミックや金属で出来ています。
上部構造はかけたり、割れてしまっても、インプラント体がきちんとしていれば、交換が可能です。
アバットメント(支台部)
インプラント体の上に取りつけられる部分で、上部構造をインプラント体に固定するための支台です
インプラント体(フィクスチャー/歯根部))
骨と直接埋め込み、歯根の役目を果たします。
年間20本以上埋入している歯科医院は6%にすぎないそうです。
特に難症例はある程度の症例経験が必要だと思います。
私どもでは約20年前からインプラントを臨床に取り入れ20年以上経過している症例も多くあります。
金額的にも高額になることが多いですから、長い保障期間があると安心ですね。
私どもではインプラント本体を生涯補償致します。
インプラントボディの保証について | |
インプラントボディに関しては生涯の保証をいたします。 ただし経過年数に応じて一部負担していただく費用が発生することをご了承ください。 | |
全額補償 | |
10年~15年 | |
15年以上 | 50%自己負担 |
ただし保証の期間内でも次のような場合は対象外となります。 1 治療終了後の定期健診を毎回きちんと受診されていない場合 2 マウスピースの装着を指導された方で、それを怠っていた場合 3 事故や外傷及び歯科以外の全身的疾患が要因の場合 |
インプラントはどれくらい持つの?という質問をよくお聞きします。
インプラントは、とても丈夫で人体への影響もないチタンでできているので、トラブルがなければ、極めて長期間の耐久性があります。
30年以上前に植立されたインプラントが、今でも問題なく使われているケースもあり、当医院でも20年以上経過している症例があります。
しかし、インプラントの周りが歯周病などになってしまうと、 インプラントを支えられなくなり、トラブルの原因になります。
大事なことは、定期的なメンテナンスが受けられるということ。
インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスと、毎日の歯磨きをきちんと行うことが大切です。
当院の例で申し上げますと、インプラントの手術だけを依頼されることもありますし、
上部構造(かぶせ)を入れるところまで当院で行って、後のメンテナンスは元の主治医の先生にお願いすることもあります。
また、別の医院でインプラントしたけれど、うまくいかなかったといった症例をお引き受けすることもあります。
インプラントを植えたい部分に数ミリしか骨の厚みがないことがあります。
今まではこういうケースのインプラントは無理でしたが、最近では、上顎洞の膜全体を押し上げる「サイナスリフト」、インプラント挿入口から上顎洞の底部分を押し上げる「ソケットリフト」などの付加手術をすることでインプラント可能になりました。
また、「ピエゾサージェリー」という超音波を用いた切削器具を使う治療法もあり、血管や神経を傷つけることなく最小限の骨だけ削ることができ、正確に骨を形成することができます。患者さんの負担も少なくて済みます。
残念ですが、インプラントに保険が適用されるのは世界でもスウェーデン、オランダ、ベルギーだけです。
治療費が高額になるだけに、失敗はしたくありませんよね。
ただ日本では。「医療費控除」という制度があり、インプラント治療に対しても税の還付があります。
税務署への簡単な確定申告で済みますので、ぜひ利用してください。
当医院での支払い方法は、基本的には手術代など費用がかかるその都度、お支払いいただくことが一般的ですが、その他に一括払い、カード、デンタルローン等による分割払いなども可能ですので、 お気軽にご相談ください。